どーも!
駆けだしミニマリストのくまたくんです。
最近、モノを持たない暮らしが注目されてますね。
『ミニマリスト』という言葉もここ数年で一気に知られるようになりました。
しかし一体どうしてそんなに注目されているのか?
その本質をあなたは知っていますか?
くまたくん
モノの支配から抜け出すことが注目されている。
ミニマリストやシンプリスト、断捨離なんかも、モノの支配(執着)からの脱却だと思う。
自分の心が軽くなる方法の1つとして、どんどん広まって欲しい✨
何かを手放すことで、新しい何かが手に入るってことは真理なんだよなぁ😌🌺
— くまたくん@DNA心理学屋 (@_kumatakun) 2018年4月27日
今回はそんな「手放すこと」がボクたちに与える良いことと、手放す方法について解説します。
モノに支配されていないか?
ミニマリストについて調べると、同時にシンプリストという言葉も目にします。
その違いはしましまさんのブログに写真でわかりやすく解説されていました。
参考 ミニマリストとは?シンプリストとの違いは?意味をわかりやすく解きほぐす。shimashima's minimumlife
しましまさんによると
シンプリストとは・・・要素を単純化することに努める人
ミニマリストとは・・・不要な要素を排除することに努める人
だそうです。
両者の細かな違いは置いておくとして、
大きく見れば、どちらも自分が所有するモノを厳しく見極めているという共通点があります。
自分の持つモノを見極めるということで言えば、「断捨離」という言葉もよく聞くようになりました。
ボクは以前、心理学の師匠から「こんまり」さんについて教えてもらい、その時に断捨離という言葉を知りました。
参考 こんまりのときめき片づけDays近藤麻理恵オフィシャルブログ
こんまりさんは「ときめくものだけに囲まれて暮らす」を方針とする片づけのプロです。
そんなこんまりさんは、片づけについてブログでこう述べてます。
片づけってしてもしなくてもいいんです。
でも、することで確実に得られるものがあります。
やらなくても死なないけれど、すればするほどキレイに幸せになっていく
これは言い換えると、自分の身の回りのモノが自分の心に影響しているということです。
部屋が散らかっている人、モノで溢れている人というのはほぼ間違いなく心の状態も荒れています。
くまたくん
ボクの場合、何か最近調子が良くないな…という時に限ってゴミが出せてなかったり、服がそこら中に出しっぱなしだったりすることが多いです。
このことを知ってからは、「気分が沈んできてるなぁ」ってときには部屋のモノを片づけたり捨てたりして「心のメンテナンス」をするようになりました。
ボクたちは予想以上にモノによって影響を受けています。
人はその脳内で行われる情報判断において、約80%以上が視覚情報を頼りにしているそうです。
ペンたごん
つまり、モノが多い部屋にいるだけで知らないうちに脳が使われてるってことだね!
部屋が汚れていれば、知らない間にそれを目にしています。
その目にした分だけ脳では情報処理が行われています。
それに気づいた人たちが、自分の身の回りにあるモノと向き合い、余計なモノを削ぎ落としているんです。
また、それは単に捨てるというだけでなく「モノへの執着を断つこと」と言えます。
モノへの執着とは「損をしたくない」という感情です。
例えば
くまたくん
これはもう3年着てない服だけど、着る時があるかもしれないしまだ持っておこう…
というのは「損をしたくない」モノへの執着の代名詞ですね。
その感情を捨てなければモノを減らしたりシンプルにすることは難しいです。
心に余計な影響を与えるモノを減らせば、より価値の高い前向きで生産的な思考や感情が芽生えます。
モノの執着から抜け出せば、心が楽になるということです。
お金に支配されていないか?
最初に「モノ」の執着について考えましたが、そもそもモノの執着の根源はお金です。
手作りのモノでない限りよっぽど自分たちはお金でモノを購入します。
モノに執着しているとは、言い換えればお金に執着しているということ。
特に日本人はお金に対して「損をしたくない」という考え方が強い傾向があります。
たとえば、日本人は寄付の概念が他の国に比べて低いことは有名です。
アメリカと比較すると、年間の寄付額がそれぞれ
アメリカ→約260,000円
日本→約2,400円
だそうです。
日本人と比べて100倍以上、アメリカ人は寄付をしていることになります。
もちろん、政治的な違いや宗教観なども寄付に対する価値観に大きく影響しているとは思います。
しかし、その感覚を含めて日本人であり、やはり自分のお金を10万以上寄付するような人は日本人には稀です。
少なくともボクの周りに年間10万以上、1万円でも寄付しているという人はいません。
くまたくん
いや!待って!
寄付をしないことがお金に執着してるって言えるの?
という声もあるかと思います。
これに対して説明すると
第1に「寄付」は1つの例としてあげました。寄付は一番イメージしやすいと思います。
だから寄付をしろとか、寄付してなければとか、寄付さえしていれば、とかそういうことではありません。
第2にお金に執着がない人だとしても、
「寄付したお金が本当にまともな使われ方をされているのか?」
という寄付先の団体への「知識不足」や寄付自体への「疑念」があるから寄付に馴染めない場合もあると思います。
せっかくのお金ですから意味のないことには使う必要はないでしょう。
くまたくん
お金をドブに捨てることは懸命なことではないとボクも思います。お金大事!
ただ、そういったことを差し引いたとしても、あなたは年に10万円以上お金を寄付や献金に使えますか?
ということなんです。
多くの人ができないのではないでしょうか?
良いことに使われる、誰かが救われると分かっていても、「損をしたくない」思いが優先になると思います。
それはそれでダメではありません。
ボクはこの記事で、自分の中にお金に執着があることに気づいてほしいんです。
ボクはこの寄付の根付かない日本の文化もまた、お金への執着心を育んでしまう環境なのだと思います。
我こそはお金に執着していないよ!という人は、一度お金をドブに捨てる気持ちでいいので寄付をしてみてください。
教会でも、NGO団体でもいいです。
国境なき医師団は有名な団体であり、信頼のおける寄付先でしょう。
寄付に抵抗があればコンビニやスーパーの募金箱に500円を入れるくらいで良いと思います。
実際にやってみて、見知らぬ誰かのために自分のお金を手放すことは思っている以上に難しいことに気づくでしょう。
その時の心の抵抗が強ければ強いほど、お金に執着してしまっているかもしれません。
ペンたごん
執着してることに気づく。
それは悪いことじゃないから安心して!
気づいた時点からしか始まらないからね
寄付をこれだけオススメするのは、寄付自体が目的というより、ボク自身寄付の経験がお金の縛りから抜け出すきっかけになったからです。
次に、ボク自身が寄付を通して得たことについて紹介します。
価値あるものは「手放す」ことで手に入る
お金を払うことで対価として自分たちはモノやサービスを購入できます。
同様に何の見返りもなくお金を手放すことでも、実は価値のあるモノが手に入ります。
ボクは毎月2万円を教会に献金しています。
くまたくん
また、以前住んでいた賃貸アパートで水漏れ被害に遭った時、損害保険で20万円ほどの保険金をもらいました。
そのうちの13万円ほど寄付に充てました。
「とんでもないアホなやつ」と思う人もいるかもしれませんが、ボクはこの見返りが見えないのにお金を手放すという経験を通じて、お金の縛りから解放されるという感覚を得ました。
寄付を経験する以前のボクは
- 毎日の昼ごはんは絶対に300円まで
- 毎月使うお金を細く計画立てて、友達と遊ぶなどイレギュラーな誘いは全部拒否
- 人に何かをあげたり、おごったりすることが大嫌い。お金は自分の欲しいものに集中!
とお金にケチケチした人間でした。
自由が効かないというか、まさにお金に支配された感覚。
「お金がないから〜しない」
「お金がもったいないからやめとく」
倹約家とか言えば聞こえはいいですが。
昔のボクのような考え方はあまり良いものではありません。
お昼ご飯も安いものを探せば結局カップ麺やコンビニ弁当になり、結果不健康になって体調を崩しやすくなります。
友達の誘いも断っていたら交友関係は減り、社会経験の幅も狭まりました。
人にプレゼントすることがないので、自分もプレゼントはされません。自分がGIVEして初めてTAKEがあります。
損をしたくないからお金を節約しようとしていたのに、結果損していました。
くまたくん
けど!手放すことができるようになって(執着がなくなって)からはお金の考え方や使い方が変わりました!
具体的には
- 栄養面を考え定食屋をよく利用するようになった
- 健康補助食品を摂るようになった。
- 人の誘いを何でもかんでも断らない。自分も人を誘うようになった。
- 服は機能性を重視するようになった(登山系は最高)。
- 遊びは経験を意識するようになった(登山や旅行、温泉)。
- 友達の誕生日プレゼントを自ら渡すようになった。
- 自分の自由な時間が増えるもの(乾燥機付き洗濯機やコードレス掃除機、ネットスーパーなど)にお金をかけるようになった。
- 本当に心踊るもの(ボクの場合マリメッコの商品など)にお金をかけるようになった。
人によってはそれくらい普通だよと思うかもしれません。
しかし、お金の使い方って価値観そのもの。
人の価値観って簡単には変わらないという意味では、お金の使い方が変わるって大きな変化です。
このブログを始めたこともお金の価値観の枠がポンと広がった結果です。
くまたくん
このアイコンのくまも、クリエイターさんお金を支払って作成いただいたものです。
ボクにとってはそのお金を支払う以上の価値がブログにあると判断したからお金を支払って楽しんでやっています。
これもお金を支払った先にある「将来得られるより高い価値」を想像できるようになったからできたことです。
この想像がどうしてできるようになったかと言えば、「お金を手放す経験」をしたからです。
実際に10万円以上のお金を意を決して手放したボクだからわかる感覚だと思います。
月収1,000万の人が寄付する10万円と、月収20万の人が寄付する10万円とでは経験値が全然変わるということです。
ここでのポイントは手放すという実際の「行動」が必要ということです。
ぜひ、自分にとって「これは損かも?」と思うことに飛び込んでみてください。
右の頬をぶたれたら、左の頬を差し出すんです。
自分にとって考えられないと思うことにチャレンジしてみることで、お金に限らず価値観の枠は広がり、心はより自由になります。
心が自由であることが、生きてく中で一番大事なことです。
損失回避を手放そう
自分たちは思っているよりも多くのことに支配されています。
それはお金やモノだけでなく、プライドや情報、時間、人間関係。
たくさんのものを”持ちすぎている”のに、それを手放すまいと必死になってます。
でも実際はそれらを手放した方が身軽になるんですよね。
くまたくん
人は得するよりも損をしたくないと考える思考回路を持っています。
これを損失回避といいます。
まさにモノが捨てられない、お金を手放せない、情報が、、プライドが、、というのは損失回避です。
手放すことで「より心が自由になる、軽やかに前向きになれる、新しい経験ができる」と分かっていてもそれをしたくないと考えてしまう。
この損失回避によって損してしまうことを防ぐには
まず自分たちは損失回避してしまう存在なのだと知ること。
そして、損すると思った行動をあえてしてみることです。
- 「まだ使えるかも」と思った服を捨ててみよう。
- 募金箱に今まで入れたことのない額のお金を投げ入れてみよう。
- 誰にも教えたくない情報を誰かに教えてみよう。
- プライドを捨てて、できる後輩に仕事のコツを聞いてみよう。
手放すことで手に入るのは
新しいモノや新しい情報や新しい価値観や新しい人間関係。
あなたの世界を変える素敵な出会いです。
参考文献
人間心理を理解する上で必読の本です。
これまでの経済学では、人間は合理的で必ず得をする選択や行動をとると考えられていました。
しかし、「行動経済学」では逆で、人間は非合理的で必ずしも得をする選択や行動をするとは限らないと考えます。
これはつまり、人の作る経済は「理性」ではなく「感情」で動いているということです。
今回出てきた「損失回避」は行動経済学でも重要とされる人間の心理の傾向性をさします。
くまたくん
という人も自分たち人の心から経済を見ればとても入りやすいのでは?
むしろ、人間関係なんかにも応用可能。。。
ペンたごん
そんじゃ、お疲れしたで!
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