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コロナ禍で次の仕事も決まっていないのに、仕事辞めた27歳の話

2020年11月13日。

ボクの誕生日の4日前に、会社の上司に退職願を提出した。

2020年はコロナウイルスが流行って、世の中が大きく動いた時代だ。

 

職を持つ人もリストラされたり、経営難に陥ったり。

今は食えている人も明日は我が身で職を失ってしまうかもしれない。

不安定な世情のまっただ中だ。

そんな中で、

かなり勢いに任せて離職を決意した人間がいた。

 

わたくし、くまたくんだ。

 

貯金があるわけでも、次の仕事の目処が立っているわけでもないボク。

これまでの人生でこんなにリスクのある選択をしたこともないボク。

人生を自らハードモードにしようとする27歳成人男性のリアルな心境をここに残そうと思う。

 

今後の人生の選択に悩んでいる人。

仕事に不満や不安を抱えている人。

そんな人とは共感しあえる部分もあるかもしれない。

 

退職の理由

辞める理由としては、明確にこれという理由はない。

障害福祉の仕事をしていたんですが、仕事自体が嫌になったわけでもないし。

 

でも人間関係のいい職場だったし、その職場の人間関係がなくなってしまうかもと思うと、むしろ退職をする決断をしたくなくなるほどだった。

自分は、人間的にも能力的にも自信がないから、この職場以外で働けないよなぁと思っているくらい。

 

ただ、退職の理由をいくつかちゃんと言葉にすると次のような感じだと思う。

  • いつかは辞めて何か別のことをしようと漠然と思っていた
  • 身体介助もある仕事で泊まりの勤務もあって不規則な生活で身体がしんどかった
  • 4年間担当した部署を離れることになり、新しい担当に仕事を引き継げたことで責任感から解放されて若干バーンアウトした
  • 新しい部署でやりたかった子どもの支援につけたけど、給料が下がってしまった
  • 土日の研修参加が昇進の条件だが、それができない事情があったので今後も昇級の目処がない
  • 自分自身に価値を感じられない気持ちが強くなり、身体的に表面化してきた
  • 知り合いのシェアハウスに空きがあり、家賃なしでしばらく来てもらっていいと言ってもらえた
  • 司法書士の知り合いに、仕事の手伝いしてもらったら月10万くらいなら最悪出せると言ってもらえた
  • 大阪に尊敬する人がいた

 

入社した時から、いつかは辞めて何か別のことをしようと漠然と思っていた。

 

それに職場の仕事内容的に、身体がしんどかったのも大きい。

あとは、4年間頑張って担当した部署をいったん離れることになり、ずっとやりたかった子どもと関われる部署に入ったのだけれど、

一度そこで責任感から解放されたというか、ある程度やりきった感で満足しちゃったというか。

新しい環境で成長のチャンスではあるけど、27歳にもなって給料が下がってしまったし、今後大丈夫なのか?という金銭的悩みはあった。

くまたくん

今の現場の方が今後大丈夫なのか?!状態なんですけどね!

 

また、個人的に軽い信仰があって、日曜日は学びの時間を作っている。

職場は責任者クラスになるには土日の研修参加は必須で、参加できない場合は昇級できないことになっている。

これはかなり痛かった。

上になれないと思うと、学ぶことにも消極的になってしまった。

 

そんな感じで、年齢的な焦りや変化自分に環境的に合わない部分が大きくなってきたのが2020年だった。

 

そんな2020年に、あるきっかけで退職を踏み出した。

先にした自信がない話と同じだが、もともと自分に価値を感じられなくなることはよくあった。

2020年の9月頃からそれが非常に強くなってきて、寝る前に涙が溢れてきてしまうという形で表面化してきた。

 

仕事の人間関係は良かったけど、いい人ばかりだし素敵な人ばかりで、そんな中でなんか気持ち的に中途半端な自分がダメ人間だと強く感じるようになって、なんでもないけど涙が出てくることが増えていた。

くまたくん

なんでこんなに自分はダメな人間なんだろう、周りと一緒にいるのがしんどい

 

気力も無くなって、打ち込んでいたブログを書くこともやめてしまった。

 

そんな時に、大阪の知り合いのシェアハウスの話しや、司法書士の知り合いから最低限の仕事ならあげれるというお話をいただきました。

そして、20歳の頃から関わっていた尊敬するカウンセラーの先生に、

「状況的に一度ゆっくり休んでみたら?住むところも最低限の仕事もあれば、今の年齢ならなんとでもなる」

と言ってもらえたことで、退職を決めることとなった。

 

ボクの選択は甘い?間違い?失敗?

シェアハウスは家賃なしで住まわしてもらえるし、仕事も最悪斡旋してもらえる状況だ。

ボクの置かれた状況的には、まだまだ甘えられる要素がある。

MEMO

結果的にシェアハウスの家賃は払うことになりました。

 

とはいえ、10月に引っ越しを考え出して、11月に退職を上司に表明。

1月末には退社して、2月から大阪での生活が始まる。

 

正直なところ不安が大きいし、次の仕事も決まっていない中で、先に仕事を辞める選択はかなり無鉄砲だと思う。

貯金もないし、福祉の資格はあっても、その他に特別な資格やスキル・実績があるわけでもない。

 

世間の声

甘い!逃げてる!

客観的にみたら、そんな風に言われるかもしれない。

 

職場の声

失敗だ、痛い目を見るぞ?後悔するぞ?

職場の人にも、そんな風に言われているかもな。。。

 

でもさ、でもさ、、

この選択をしたとして、この先の人生がどうなるかなんて実際誰にもわからない。

 

たとえ誰かが無謀だ!考えが甘い!と言おうが、これが転機になってすごい人生を送ることになるかもしれない。

ボクは自分に自信がないし、新しい生活の地で簡単にうまくいくなんて思っていないけど。

それでもいろんな状況、いろんな人の後押し、いろんなタイミング的に、今が仕事を辞めるべきだ!!と。

とにかくそう思った。

 

これからの人生とっても苦しいものになるかもしれない。

でも、苦しかったとしても、ここでした選択は大きな経験になると思う。

今まで安全な道しか選ばなかった自分の、初めての無謀な挑戦。

ある意味ワクワクする!

 

…というか、そう思って次に目をやるしかないでしょ!笑

明確なビジョンや見通しがないと一歩を踏み出せなかったボクが、自分でも無謀だと思うようなこんな選択をしたこと自体が今となってはプラスなんじゃないかと思っています。

まだギリギリ20代だ・・・。

くまたくん

失敗は今のうちにしておこう

 

こんなボクがやりたいこと

身体的、メンタル的、金銭的、将来的なマイナスが嫌になって退職したボクを見ると、ただマイナスから逃げたくて仕事をやめた人に他ならないので。

付け足し程度にこれから挑戦したいこと、やりたいことを書き出しておこうと思います。

 

くまたくん

ボクのやってみたいことは次のような感じ!

  • ブログやSNSを通じて、仲良くなれる人、コミュニティを作りたい。
  • 文章を書く仕事がしたい
  • 映像やイラスト関係の仕事がしてみたい
  • 広告関係の仕事がしてみたい
  • 職をいくつか掛け持ちたい(本職とライター、イラストレーターなど)
  • 音楽と読み聞かせを合わせた絵本を作って販売したい
  • あいみょんと関わる仕事がしたい←

 

ざっくりだ。けどそれでいい。

明確に何かしたいと決まってるのもいいけど、これからの人生その時その時の縁で自分を作っていくのもあり。

でも根っことしては、やっぱり自分にある才能とか、得意なことで何か人の役に立ちたい。

福祉の仕事をしたのも、人の役に立ちたいという部分があったから。

 

でも、ブログを通して、ボクが本当にしたいことは何かを作ることなんだなって思った。

 

こういうブログ・サイトだったり、そこで紡ぐ文章だったり。

イラストとか、映像を作ることにも今すごく興味がある。

イラストは絶賛練習中だ。

 

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こんな感じで、何のレールもなくなった状態で、何がやりたいかを考えてみたけど。

思い返せばボクは小学生の頃から図画工作が好きだったし、漫画を描くのも好きだった。

仕事でも広報紙や職場の魅力紹介の動画作成をしている時がとても楽しかった。

 

好きなことだけが仕事になるとは思っていないが、人が苦手だけど、自分は苦なくできることって親からの授かり物だよなと思う。

それが才能だったり、得意につながってくると思うから、仕事を辞めることをきっかけにやりたいことを見つめ直せて本当によかった。

 

自分に与えられた賜物を活かすような人生にしていけたらと思う。

 

前進あるのみ!行動あるのみ!と焦らせてくる世の中が間違っている可能性はない??

今すぐ行動だ!!!

書店の自己啓発本コーナーだったり、特的のYouTuberだったりがよく行動絶対論を語っています。

それを見るたびに行動していない自分をなんだかダメ人間のように感じてしまう

 

けど、今自分がこのように仕事を辞めて無職の状況に身を置いた上で、

また、これまで培った福祉の仕事を通じて

行動が全てだ!という発想に少しだけ疑問があります。

 

くまたくん

仕事をしていなかったらダメ人間?

結果を出さなきゃダメ人間?

何かに取り組んでいない、行動していない人は良くないの?

何かから逃げる選択肢は本当にダメなの?

 

辞めることや諦めること、それは客観的に見ればポジティブで前向きな選択ではないことは分かっている。

だけど、今はそれしか選択できない時だってない??

 

心が疲弊して本当に何にもできなくなってしまう人もいると思うけど、そういう人は心が弱いのかな?

何もできなくなったら負けなのかな?

 

障害があって普通の人より仕事のペースが遅い人、仕事の理解が遅い人、あるいは体が全く動かなくて一般的に言われる仕事というものが一切できない人。

その人たちは成功しない??行動できていないことになる??

 

時には休むことも必要だし、ただそこに存在するだけでもたくさんの人に影響を与えていんじゃないかな?

 

ボクは、今行動ができない人でも、好きなことしたり好きな音楽や作品に触れたり、美味しい食べ物を食べたり、心温まる言葉に触れたり、そうやって自分の中でゆっくりエネルギーを貯めて、充電が満タンになるのを待てばいいと思う。

 

充電が貯まってくると、やってみたいことや挑戦したいことが湧いてくる。

それは仕事じゃなくていいし。

自分の内側から自然と湧いてくる「何かしたい!」というモチベーションがあった上で行動したらいいと思う。

行動主義者に焦らされて、無駄に心を消耗しなくていいと思う。

 

 

でも、今のボクの状況でこのことを言っても弱者の遠吠えにしか聞こえないかもしれないね。

自分の状況を正当化しているとしか思われないかもしれない。

 

 

だから、ボクがまた新しい人生を進めて、客観的に見て「あの人はすごいな」と言われるようになったら、

その時にまたこの話をしよう。

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