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【聖人とスタバでお茶したら】第1回:イエスキリスト「最後の晩餐」編

  • 「もし、歴史上の聖人君子と話すことができたら…」
  • 「教科書に載るような歴史の出来事について、本人から直接当時の心境を聞けたなら…」

これはそんな妄想から始まった、聖人を現代にお呼びして、

スタバでお茶しながら当時について聞いてみる妄想インタビュー企画。

 

初回のゲストは世界で最も有名な聖人「イエス・キリスト」様です!

 

有名な「最後の晩餐」と呼ばれる、イエス・キリスト処刑前夜での発言にフォーカスして、その当時の心境を妄想インタビューします!

この記事を読むと、組織に属しながらの人間関係の難しさを時代を超えて実感できるとともに、上司部下の関係性を再度見直すヒントを得られます

 

【今回のテーマ】最後の晩餐での裏切り者告知の真相

くまたくん

今日はよろしくお願いします!イエス様

イエス・キリスト

こちらこそ!

くまたくん

まさかイエス様とスタバでお茶できるとは思ってなかったです

イエス・キリスト

こっちのセリフです笑。私がスタバでお茶する日が来るなんて…

くまたくん

お話しできるのを本当に楽しみにしてました

イエス・キリスト

私も心待ちにしてました…

そう言いながら見つめる先にはフラペチーノがあった。

イエス様は、抹茶フラペチーノにチョコソースとチョコチップを追加されていた。

 

イエス様の注文内容

チョコチップ抹茶フラペチーノ

  • 抹茶フラペチーノ+チョコチップ追加+チョコソース

 

くまたくん

フラペチーノのカスタマイズ知ってるんですか?

イエス・キリスト

インスタで調べてきました

くまたくん

現代慣れされてますね笑

くまたくん

フラペチーノのお味はどうですか?

イエス・キリスト

これは…悪魔的ですね

くまたくん

チョコも追加してますからね笑。イエス様はワインなイメージですけど、どっちの方が好みですか??

イエス・キリスト

難しいですけど、やはりあの頃のぶどう酒は弟子たちとの思い出ですからね…かけがえないです

くまたくん

そうでしたか…

今回お聞きしたかったのが、まさにそのお弟子さんのことでした!

イエス・キリスト

ほお、と言いますと?

くまたくん

恐縮なのですが、レオナルドダヴィンチの絵でも有名な「最後の晩餐」の時のお話をお伺いしたいです。

説明しよう!

レオナルド・ダ・ヴィンチ:作

最後の晩餐とは、イエス・キリスト処刑前夜に

その12人の弟子ととった夕食ことを指します。

この時の出来事として、イエス・キリストが「この中に私を裏切ろうとする者がいる」と弟子たちに告げ、驚いた弟子たちが裏切り者探しをするシーンが絵として描かれています。

 

イエス・キリスト

あの時のことは非常によく覚えてます

具体的にどういうところが気になっていますか??

くまたくん

はい、あの時は12人のお弟子さんの1人「ユダさん」がイエス様を裏切ろうとしていたと思います。

その時の心境についてお聴きできればと思いました!

くまたくん

「あなた方のうちの1人が、私を裏切ろうとしている」

「私がパン切れを浸して与えるのがその人だ」

とおっしゃられたセリフが今でも有名ですが、その時の心境です。

説明しよう!

イエス・キリストには多くの弟子がいたが、中でも特別に選ばれた12人を12弟子と呼びます。

イエス・キリスト亡き後に、その教えを広めるために12人の弟子は各地を布教したことから、派遣された者として「12使徒」とも呼ばれます。

 

イエス・キリスト

なるほど、いいでしょう。

しかし、このお話は少し時間がかかるかもしれません。

 

そう言って机の上に置いたイエス様の抹茶フラペチーノは、残り4分の1ほどだった。

まだインタビューの本題にも入っていない。

 

くまたくん

…もしよければ、飲み物もう1杯奢りましょうか!?

イエス・キリスト

そうかい?悪いね、ありがとう!

フラペチーノっておいしいね

 

少し食い気味に返事されるイエス様の表情はとても明るく、フラペチーノをだいぶお気に召されたようだった。

今回のインタビューテーマ

今回は、最後の晩餐のシーンがテーマです。

 

自分を裏切ろうとする者をパン切れを渡すという形で公表したイエス・キリスト。

パン切れを渡したのは、なんとイエスが信頼していた弟子のユダでした。

イエス・キリストはユダに「なすべきことをしなさい」と伝えました。

今回はこの言葉の真相に迫ります!

 

結果的にユダは、銀貨30枚と引き換えに、当時イエスを敵対視していたユダヤの祭司長にイエスの居場所を明かしてしまいます。

イエスは神の冒涜という罪で捕まり、十字架に吊るされて処刑されることとなりました。

ユダはイエスが処刑されることを知って後悔し、もらった銀貨を投げ捨てて自殺したと言われています。

 

イエスにとっても、ユダにとっても、お互いに残念な結果になっていますね。

この結果を見て、果たしてイエスの「なすべきことをしなさい」とは、裏切ろうとしていたユダに対して、そのまま裏切り行為を進めなさいという意味だったのでしょうか?

 

そんなところを妄想で掘り下げていきます!

 

【インタビュー】「なすべきことをしなさい」の真意とは?

くまたくん

さっそくですが、あの時のセリフについてお聞かせください。

あそこで裏切り者ユダさんに「なすべきことをしなさい」とおっしゃられたことから、世間では『イエス様は自ら死を選んだのでは?』という見方もあると聞きます。

実際はどのような意図がおありだったのですか?

イエス・キリスト

確かに、結果的にあれが私の最後の食事となりました。

しかし結論から言うと、私は自ら死を選ぼうとしたわけではないんです。

くまたくん

ほぉ!それは非常に興味深いお答えですね!

あの晩餐の後、結局ユダさんの裏切りによって当時の祭司長たち連れて行かれたんでしたよね?

イエス・キリスト

そうです。あの食事の後、私はゲッセマネで父(神)に激しく祈りました。

生きて成すべきことを成したいと私も思っていましたから。

死は人の人生に必ず訪れますが、死のために生まれてくる者などいますか??

くまたくん

普通に考えてそんな人いないですね。。

イエス・キリスト

そうですよね。

私もそうです。

生きて永遠の愛を伝えることが私の使命でした。

結果的にはそうはならず、祈りの後に当時の祭司長たちが私の元に来て、私は牢に入れられひどく拷問された後に十字架に吊るされました。

くまたくん

そうでしたよね・・・。

 

説明しよう!


ジョルジ・ヴァザーリ作

ゲッセマネの祈りとは、処刑前夜にイエス・キリストがゲッセマネという場所で神様に対して張りつめた心境で祈ったことを言います。

ここでの有名なセリフが以下の通りです。

「わが父よ、もしできることでしたらどうか、この杯(さかずき)をわたしから過ぎ去らせてください。しかし、わたしの思いのままにではなく、みこころのままになさって下さい」

杯(さかずき)とは、このゲッセマネの祈りの後にイエスに降りかかる、十字架刑という死の道を差すと一般的に言われています。

 

血の汗が出ていたと言われるほどに激しい祈りだったにもかかわらず、イエスは捕らわれてそのまま処刑されてしまったのです。

 

イエス・キリスト

永遠の命や神の愛を、死をもって人々に伝えたというのは事実です。

しかし、それはあくまで非常に絶望的な状況での最後の手段でしかありません。

例えば、自分の子どもがどうしようもないほどグレてしまい家でも外でも暴れまわっているとします。

親のあなたがそんな我が子を止めようとして、「もうやめろ!これ以上外でも悪さするなら、俺を殺してからいけ!!」と伝えたとします。

それは親なりの最大限の愛と責任を示してはいるが、状況としては最悪でしょう?

本来そんな絶望的な状況にならないことが望ましいのです。

くまたくん

確かに。。

イエス・キリスト

結局のところ、「なすべきことをしなさい」と私がユダに伝えたのは、今の考えのままでは間違った方向に事が進んでしまうことに気づいてほしかったのです。

そしてそれは、私がこうしなさいというのではなく、彼自身が気づかなければいけない課題だったのです。

そして、彼が気づくことを信じることも、弟子たちを束ねる私の役割でした。

イエス・キリスト

例えば、くまたさんも「全然今の考え方間違っているよ?もういいから、こうやって言う通りにやってもらえばいいからよろしく」と言われても感情的にモヤモヤするでしょう?

くまたくん

はい。頭ごなしに言われても、納得できないと嫌な感情だけ残りますね。

そういう時は、言われたことやっても何か見落としてまた怒られるみたいな悪循環になることもあります。

イエス・キリスト

まさにそれです。

しかも、伝えるべきことは伝えなければいけないですが、12人の弟子たちの中でユダを取り上げて「ここがダメだからこうしなさい」なんて伝えたらユダの気持ちはどうなるでしょう?

くまたくん

言葉を選ばずに言えば、「赤っ恥かかされた…」ってボクなら思いそうです。

イエス・キリスト

そうなんです。

人間関係の中にも壁があるんです。

伝え方でひどく相手を傷つけることもあります。

彼は12弟子の中でも優秀でしたし、非常に期待の高い人物でもありました。

重要な人物にこそ、サタン(悪魔)は近づきます。

サタンが近づきたくなるほど重要な位置にユダがいると私は思っていましたよ。

くまたくん

なるほど!

ここまでを整理すると、

イエス様の「成すべきことをしなさい」という真意は

  • 今のユダさんの考えのままでは裏切りという結果になってしまうから、「本当にするべきことを考え直しなさい」という意図だった。
  • イエス様は、絶望的な状況だと分かっていながらも、最後までユダの裏切りの改心を信じていた。
  • 人間関係の中でこそ、最大限相手を尊重する伝え方で、誤りと期待を伝えた。

ということだったんですね!

イエス・キリスト

そうです!

 

そう言い終わるタイミングに、イエス様は2杯目のフラペチーノを飲み終えていた。

 

イエス・キリスト

ごちそうさまでした。

くまたくん

今回のインタビューで、イエス様がユダさんのことを非常に大切に思っていたことが分かりました!

イエス・キリスト

そこが伝われば何よりです。

ごちそうさまでした。

くまたくん

今日はありがとうございました。

 

【現代に置き換える】愛されていることに気づこう

  • 「こいつはできる奴だが、この部分がまだ欠けている。そこに自分で気づけたら一気に伸びるんだけどな」
  • 「自分でやってしまう方が簡単だけど、今回の企画は信じてあいつに託そう」

 

人を束ねる立場になった人なら、このようなことを思った経験があるでしょう。

 

そして人や組織を束ねる人は、期待している人にこそ課題や試練を与えるはず。

それが期待の表れでもあり、その課題を乗り越えることができる、と思うからこそですよね。

まさに愛情です。

 

今回の話で例えると、

イエス・キリストを取り巻く人間関係を「イエスを社長とした組織」と置き換えます。

社長であるイエスには、大きな使命(会社の目的)があり、そのための組織(会社)を作って活動をしてきました。

しかし、部長クラスの一人であるユダが社長であるイエスの進むべき使命の方向性と違った行動をとっている場合、軌道修正を促す必要があります。

 

チームで大きな使命に向かっている中で、間違った捉え方をしている人がいれば、それに流される人も出てきてゴール達成の足かせになりますよね。

その場合、いくら部長であったとしても指摘せざるをえません。

 

全体ミーティングできちんとユダの行いは間違っていると指摘する必要がありますが、

期待を寄せている部長クラスの人物ユダに「間違ってるからちゃんと修正してくれ!」とストレートには言い難いです。

(仕事なんだからはっきり言う!という人もいると思いますが、ここはもう少し感情的な人間関係の話でとらえてください)

 

イエス・キリスト

今の方向性のままだと支障が出る可能性があるから、再検討して方向修正してくれるか?

と言われれば、確かに指摘はされているものの、

お前なら分かるはずだから後は頼んだぞ!という期待と信頼のメッセージも一緒に伝わってきます。

 

ここで細々と

「この考え方がダメだから、これはこうした方がいい。次にこうして、こうやってみたらまた報告してくれ」

なんて言われたら

くまたくん

新入社員じゃないんだから・・・

とボクなら反発したくなります。

 

人の心の機微は本当に繊細なもので、これを軽視してはい良い人間関係は築けません。

そして、人間関係の中心にあるのは、厳しくも優しい相手への愛情にあります。

 

上に立つ人は、人間関係を考えた上で、相手のことを思いやって慎重に伝え方を選ぶべきです。

そして、誰かの下につく人は、上司や先輩が与えてくれている言葉や課題の裏側には期待や信頼のメッセージがあるかもしれないということ、愛されていることを意識すべきです。

 

相手の立場や想いを想像して、メッセージを汲み取ることがあなた自身を成長させます。

身近な先輩や上司の指示や声かけが、どんな想いから投げかけられているか今一度想像してみてください。

 

まとめ
  • リーダは組織を導くために、時に厳しいメッセージを送ることもある
  • 厳しいメッセージの中にも、自分に対する愛情があることに気づくべき

最後までお読みいただきありがとうございました。

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